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幼児期・学校時代を経て思春期をこえた大人に、
それぞれのステージにどんなことがあり、何が必要なのか、
親と専門家が一緒に考える

 

 1800円+税/A5判・176頁
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著者より ○著者紹介 ○目 次 

自閉症の人たちだって、いつまでも小さな子どもではありません。
学校時代をへて、思春期をこえて、大人になっていきます。
障害をもっていても、その人らしく、豊かな人生を創り出していけたら、
どんなに幸せでしょう。

横浜市支部及び横浜市自閉症児・者親の会では、多様化するニーズに対応すべく、様々な活動をしています。

「自閉症」という言葉から皆さんはどんなイメージをお持ちになるでしょうか
自閉症は、脳の器質的・機能的な障害です
環境や育て方に因るものではありません
私達の活動を通して、 自閉症への理解を深めていただければ幸いです

ホームページ
http://www5d.biglobe.ne.jp/~yamabiko/

 

序文 本書の刊行によせて   佐々木正美

はじめに

第1章 幼児期

 心細い妻と無力な夫、そして困難な息子
  *子どもとともに堂々と
 障害の受容から、子どもの受容へ
  *診断から療育へ
 療育の場とふれあいの場
 子どもと家族の安定を図るには
  *早期援助のポイント
 通園と幼稚園を並行して
 療育最優先から、地域の中へ
 「可愛いな」と思う気持ちを大切に
 幼稚園には楽しい思い出がいっぱい
  *共に育つ子どもたち
 ご近所や親戚とのおつきあい

第2章 学校時代

 就学先を選ぶ
  *学校を選ぶポイント
 特殊学級で学んだ小学校六年間
 先生とのいい関係をつくるには
 楽しく体験を広げる場も
 小学校から中学校へ、そして専修学校へ
 中学校から高等養護へ、そして就職へ
  *高等部の生活

第3章 思春期

 精神的・肉体的に大きな転換期
  *思春期をどうとらえるか
 思春期の混乱を越えて
  *思春期の精神科的ケア
 異性への関心に目覚める頃
  *「性」への援助
 娘よ、おしゃれ感覚はいつまでも
 どんどん広がる余暇活動
  *同世代の「友達」として
  *ホッとできる場所に

 

第4章 さまざまな自立

 就労にむけて学んだこと
 就労した二人の青年
 就労を支える 
 グループホームでの生活を始めた娘
  *母親たちのグループホームづくり
  *五人集まったらグループホーム
 息子が作業所に通っているわけ
  *地域作業所は、今
 通所施設−東やまた工房の青年たち
 入所施設で安定した生活を送る
  *施設サービスの現状と課題
 知識はあっても、難しい社会適応
  *高機能の人への援助
 自立してゆく娘と母の距離
  *自立の形はそれぞれに

第5章 豊かな人生を

 家族が医療に望むこと
 「緊急一時保護」から家族支援へ
 障害をもつきょうだいと生きる
 親に代わって見守ってくれる役割を
 横浜やまびこの里がめざすもの
 「援助」について考える
 「生活の豊かさ」について考える

あとがき