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ママが狂ってしまった……
それから二〇年
ママがママに戻ってくるまでの
再生の日々を描く、
希望の物語

精神病の母を持つ娘が書いた、迫真の小説!

 1400円+税/46判・240頁
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著者からの手紙

この本は、精神病の母を持つ私の自伝的小説です。
母は、私が8歳の時、今から約20年前に発病しました。
それまでは、優しくて頭の良い、完璧な母でした。幼い私は母が大好きで、それこそ片時
も離れない"ママっ子"でした。
そんな大好きなママが、ある時から突然おかしなことを言い出したり、奇妙なことをし始
めました。いわゆる狂った状態となった母は、その後強制入院となりましたが、治療のか
いあって、幻覚、幻聴、妄想は消えました。
父も私もホッとしたものの、退院して戻ってきた母には前の面影は残っていませんでした。
薬の副作用と後遺症のため、今度は寝たきり・引きこもり状態となってしまいました。私
は、まだ若い母がそんな状態になってしまったことを受け入れることができず、私は母と
距離を持つようになってしまいました。
しかし、父の死をきっかけに、「たとえ良くならなくても支えていこう」と覚悟を決め、
母の病気と前向きに取り組むようになっていきました。すると母に変化があらわれました。
そしてある時、母はこんなうれしいことを言ってくれました。
「良くなれたのは、あなたのおかげよ」と。
その時私は心底思いました。これまで一緒に頑張ってきて良かったと。
それから思いました、これまでのことを本に書きたいと。
         *
私がそうであったように、いま精神病の親の元で苦しんでいる子どもたちはたくさんいる
と思います。その子どもたち、その人たちが、少しでも前向きに病気や患者と向き合って
欲しい。そんな一心で書きました。
この本が、家族の方への参考に、そして希望になればと願っています。

 

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目 次 掲載記事

     

 

 

さっちゃん
祖父母
出産
夜泣き
異変
発狂の夜
革ジャン
おでん
強制入院
患者たち
怠けもの
山中の宿
不思議な絵
ガン
並木道で
新しいノート
コンサート
こだわり
お守り

精神科看護/作業療法ジャーナル/ぜんかれん/プチナース