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上野千鶴子さん推薦・圧倒的な人生の軌跡

1600円+税/46判・224頁
 

本書には、五十数年前に生まれた、重症心身障害児の長女恭子を挟んで、悩みつつ歩んだ夫と家族と私の歩みや、同時代を生きた障害者や家族たちの踏ん張りや苦労をお伝えしながら、今、やっと獲得できた恭子の幸せな生活をお伝えしたいと思います。    

はじめにより 下郡山 和子

何もできないと思われている重症心身障害者が、地域の中で充実した生活を送る実践を見たり、触れ合ったりすることで、住民の意識は変わる。
「下郡山さんはいい人生を送っていますね」と声をかけたくなる。恭子さんがいたからこその充実した人生なのですね。「恭子と汗をかきながら」重ねてきた素敵な人生。
この本の共同執筆者は、恭子さんだと思う。すべての人に生きる勇気をもたらしてくれる本である。


解説より 浅野 史郎



下郡山 和子(しもこおりやま かずこ)

1939年、福島県福島市に生まれる。
1962年より中学校教諭。
1966年、重症心身障害児の長女の療育に専念するために退職。
1975年、夫と共に、仙台市重症心身障害児(者)を守る会を結成。
1982年、重い障害のある人も通える小規模通所施設を開設。(支倉、八木山、若林)各つどいの家園長を兼任。
2012年、「社会福祉法人つどいの家」第2代理事長に就任。
2020年3月、理事長を退任。

 


1部 子育ては女の仕事の時代に
 1章 恭子誕生
 2章 重症児の長女と 長男、次男との生活
 3章 重い障害があっても地域でいきいきと生きたい
 4章 恭子就学
2部 「つどいの家」
 5章 「つどいの家」始まる
 6章 地域で共生するために「つどいの家」拡充
 7章 地域でいきいきと自立して生きる
 8章 つながる力
 終 章 共生社会に向けて
 解 説 浅野史郎