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浅野史郎が語る
「障害福祉と私」の回顧録

1700円+税/46判・192頁

厚生省の官僚として、宮城県知事として、
障害者の人権を守る新しい事業や制度を地域と共に開拓していった著者。
障害児者の人権とは何か、社会のありようについて奔走した33年間を綴る。
本書は、日本の「障害福祉」の記録である。

障害福祉に関わって三十三年、
たくさんの人に出会い、たくさんのことを教えてもらった。
障害を持った本人から教えてもらうことが一番大きかった。
障害福祉の分野で一緒に闘い、共に考え、行動した。
生きるとは何かについて深く考えることができた。
人間の尊厳について、社会のありようについて、違ったものが見えてくる。 浅野史郎


本書が障害福祉、いや広く地域ぐるみの福祉を創り出す仕事の中核を担っている
若い世代にも広く読まれることを願っている。佐藤進


浅野 史郎 (あさの しろう) 

神奈川大学特別招聘教授
1948年2月8日生まれ。仙台市出身。
東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)入省。
児童家庭局障害福祉課長、社会局生活課長、生活衛生局企画課長などを歴任。
1993年11月、宮城県知事に当選。2005年11月まで、3期12年務める。
2006年4月、慶応大学総合政策学部教授。
2009年5月、ATL(成人T細胞白血病)を発症し、大学を休職。
その後、骨髄移植を受け、病気から回復し、2011年5月、慶応大学に復帰。
2013年3月、慶応大学を定年退職、2013年4月から現職

 

畏友、浅野史郎さんについて  佐藤 進 
序 文  浅野 史郎 

第1部 役人 篇
序章 障害福祉と出会う 
1章 北海道庁福祉課長時代
   1 障害者との初めてのコラボレーション 
   2 入所施設って何? 
   3 こんな入所施設も 
2章 厚生省障害福祉課長時代
   1 障害福祉課長就任前夜  
   2 新任課長の方針 
   3 コロニー雲仙の試み  
   4 グループホーム事業が始まる 
   5 重症心身障害児通園事業 
   6 全国重症心身障害児(者)を守る会 
   7 在宅心身障害児者療育モデル拠点事業 
   8 たくさんの出会い 
   9 一年九カ月 
   10 アメニティーフォーラム 

第2部 知事 篇
3章 宮城県知事時代
   1 知事選挙に出馬・当選 
   2 共に学ぶ教育 
   3 スペシャルな活動 
4章 施設解体宣言
   1 地域福祉推進宣言 
   2 「解体宣言」を発した理由 

第3部 一人の住民として
   1 知事卒業後 
   2 「津久井やまゆり園」事件 
   最後に ー 「ジャパン×ナント プロジェクト」 
あとがき