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アナログゲームで「ルールを守り合って楽しむ」経験を通じ、人とかかわる勇気を取り戻し、コミュニケーション力を発揮できるように。実践で培われた現場のノウハウとを詰め込んだ1冊。

2000円+税/A5判・160頁
 

一人ひとりのプレイヤーが対等な立場で関わり合うアナログゲームは、
相手の立場や意図を想像したり、先の見通しを立てて行動する練習をするうえで、
大変適したツールであると感じています。
この楽しく学びに満ちたツールが、皆さんの療育実践の一助となることを心から願っています。

著者あとがきより



松本 太一 (まつもと たいち)

1980年、東京都生まれ.。
東京学芸大学大学院教育学研究科障害児教育専攻卒業。教育学修士。在学中は、自閉症児治療教育法のひとつ「太田ステージ」開発者である太田昌孝の指導のもと、発達障害児を対象としたソーシャル・スキル・トレーニングの実践研究を行う。卒業後、福祉団体や人材紹介会社で成人発達障害者の就労支援に携わる。その後、放課後等デイサービス職員として障害児療育に従事。カードゲームやボードゲームを用いて発達障害児のコミュニケーション力を伸ばす「アナログゲーム療育」を開発する。2015年6月に独立。現在は、フリーランスの療育アドバイザーとして、放課後等デイサービスや就労移行支援施設で「アナログゲーム療育」を実践する他、全国各地で研修を開催している。

 


この本で使われるアナログゲームの紹介(カラーページ)

アナログゲーム療育開発のきっかけ 〜まえがきに代えて〜

序 章・アナログゲーム療育の理論 キー概念「シンボル」

第1部 アナログゲームを用いたコミュニケーション療育
ステージ 1 1歳半〜2歳 「シンボル」の形成
  1 マイファーストゲーム・フィッシング
  2 楽しい色並べ
  3 スティッキー
  4 テディ・メモリー
  指導の留意点1
ステージ 2 2歳〜7歳 ことばや数の世界を拡げる
  5 虹色のへび
  6 雲の上のユニコーン
  7 レシピ
  8 メイクンブレイク
  9 どれの仲間かな?
  指導の留意点 2
ステージ 3 7歳〜12歳「客観的思考の形成」「他者視点の獲得」
  10 ファイアドラゴン
  11 パカパカお馬
  12 インカの黄金
  13 すすめ!!海賊さん
  14 かたろーぐ
  15 ヒットマンガ
  16 私はだあれ
  指導の留意点 3

第2部 人と関わる勇気を育てる
1 参加できない子への対応 −勇気を回復する−
  1) 集団参加ができない子への対応
    17 キャプテン・リノ
    18 バウンス・オフ!
    19 イチゴリラ
  2)暴言・暴力がある子への対応
    20 ナンジャモンジャ
2 アナログゲーム療育の指導
  1)ゲーム選び
  2)指導形態
  3)指導員の配置

中高生・成人期のアナログゲーム療育 〜あとがきに代えて〜