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ある日突然、癌、余命半年と宣告された自閉症児の母親。
母親と父親が、のこすもの、のこされたものを綴る。

1600円+税 / A5判・168頁
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ある日突然、癌に。余命半年と宣告された自閉症児の母親。1部では母親(おかん)が、
息子にのこせるものはなにか、夫にのこせるものはなにかを、闘病の体験とともに綴ります。
2部では父親(おとん)が、おかんの闘病中、入院中の日常の引き継ぎ、仕事の調整、看取り、
のこされた自閉息子との奮闘記を綴ります。
おかんからおとんへのバトンタッチ。そこには、多くの人とのかかわりがありました。
沢山の人とかかわりながら、助けられながら、闘病し、母親(おかん)亡き後を生きる父親と息子。
夫婦でお世話になった専門家の「旅立つ準備」も掲載。


中野(おかん)智子 (なかの ともこ)

1964年、島根県江津で生まれる。血液型はB型。
高校卒業後、上京し看護師免許を取得。以後、大阪・江津・東京・大阪と各地で看護師およびケアマネージャーとして経験を積む。おとんとの結婚を機に愛知県へ。2010年に出産し、息子が自閉症と診断されると将来を見据えて通信教育で社会福祉士を取得。2015年には、細井先生らとNPO「ぎふと」を設立。障害児(者)とその家族を支援する活動を始める。関西人がよく言う「しらんけど」で周りの人に親しまれていた。2019年10月17日、癌のため他界。

中野(おとん)真一郎 (なかの しんいちろう)

1964年、東京都小平生まれ、横浜育ち。血液型はA型。
仕事であちこち点々とするが、2000年から愛知県在住。若い時より山登りと温泉好きで、息子が小さい時よりあちこちの山歩きに連れて歩く。現在、おかんの後を継いでNPO「ぎふと」副理事を務める。


  はじめに (おかん・おとん)

1部 おかん
1章 私が癌を発病
  1いつもの朝に突然、癌が降ってきた!
  2 突然の病から始まったわが家のドタバタ劇
  3 がんばり過ぎないがまんしない方法を考える
  4 自閉症の息子に病気を告知する?
  5 母がいないところで息子はできていた!
  6 病院の面会で困った息子の行動あれこれ
  7 夫と息子だけの暮らしにできる準備
  8 夫が亡きあとの息子はどうなる?
  9 お通夜やお葬式に参加できる?
2章 のこしていくこと(グリーフケア)

2部 おとん
3章 おかんの闘病中
4章 おかんをおくる
5章 おかんがいなくなってから
6章 おかんがのこしてくれたもの

付録・細井 晴代(発達支援教室クローバー代表)
発達障がいの子どものために「旅立つ準備」をしておこう

さいごに (細井晴代・おとん・おかん)